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確定申告をする場合には、様々な書類が必要となりますが、個人事業主の方は特に多数の必要書類を用意しなければいけません。

そのため、確定申告期に慌てて、必要書類を取り寄せたり、作成した経験のある方も多いかと思います。

できれば、事前にしっかりと必要書類をそろえ、チェックをした上で、スムーズに申告を済ませたいものです。

そこで、今回は個人事業主が確定申告をする際に必要となる書類はどのようなものがあるか、さらに、それらの書類の準備の仕方について解説します。


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個人事業主の確定申告に必要な書類とは?

個人事業主が確定申告をする際には、以下の2種類の書類は必ず作成し、提出する必要があります。

確定申告書B(注1)
青色申告決算書または収支内訳書(注2)

注1:確定申告書にはA様式とB様式の2種類があります。A様式は給与所得や雑所得、配当所得、一時所得を申告するためのもので、B様式は所得の種類に関わらず誰でも利用できる申告書です。

したがって、個人事業主の方が事業所得を申告する際に必要となるのは、確定申告書Bとなります。

注2:青色申告をしている個人事業主は青色申告決算書、それ以外の個人事業主は収支内訳書を作成し提出する必要があります。


なお、上記の書類の他に、人によっては必要となる可能性がある書類の代表例は以下の通りとなります。

事業以外に給与や年金などの支給を受けている場合

・事業所得以外の収入を証明する資料(例、「給与の源泉徴収票」、「年金の源泉徴収票」)


各種の所得控除を受ける場合

・各種証明書(例、「生命保険等控除証明書」、「医療費の領収書」、「地震保険控除証明書」、「国民年金控除証明書」など)


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必要書類の準備の仕方

確定申告書B青色申告決算書収支内訳書

これらの用紙は、税務署で配布していますので、そこで入手することができます※。

※インターネットを利用して、申告書を作成する場合は、国税庁のホームページの「確定申告書等作成コーナー」から、指示にしたがって必要な事項や金額等を入力することで、これらの書類を作成し、印刷することもできます。

なお、会計ソフトをお使いの場合は、青色申告決算書または、収支内訳書をソフトで作成、印刷した後に、その内容を基に、上記の「確定申告書等作成コーナー」で確定申告書Bを作成するとよいでしょう。


事業所得以外の収入を証明する資料(例、「給与の源泉徴収票」、「年金の源泉徴収票」)

これらの書類は、お勤めの会社や、行政機関等から郵送されてきますので、しっかりと確認して、保管しておきましょう。なお、万が一、これらの書類を紛失してしまった場合には、すみやかに再発行の依頼をしましょう。再発行には時間がかかる場合が多いためです。


各種証明書(例、「生命保険等控除証明書」、「地震保険控除証明書」、「医療費の領収書」、「国民年金控除証明書」など)

これらの書類については、各保険会社や、行政機関等から郵送されてきますので、しっかりと確認して、保管しておきましょう。また、「医療費の領収書」については、ご自身で、領収書を収集して保管しておく必要があります。
なお、万が一、これらの書類を紛失してしまった場合には、すみやかに再発行の依頼をしましょう。再発行には時間がかかる場合が多いためです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。個人事業主の方が確定申告をする際には、このように様々な書類が必要となる事がお分かり頂けたと思います。

青色申告決算書または収支内訳書、確定申告書Bにつては、ご自身で作成して用意することになるため、準備を忘れる方は少ないのですが、それら以外の証明する資料や各種証明書等については、うっかり紛失してしまう方も多いので、しっかりと確認し、準備するよう心がけましょう。


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