数字_クラウド会計ソフトシェアNo1
ここ数年、クラウド会計ソフト※の利用者が、急増しています。


※クラウド会計ソフトとは、オンライン上で利用する会計ソフトです。


その中でも、シェアNo1のクラウド会計ソフトfreee(フリー)を使えば、確定申告が大幅に簡単・楽になると言われています。


では、freeeを使うと、本当に評判や口コミ通り、確定申告が劇的に楽になるのでしょうか!?


そこで、今回はクラウド会計ソフトfreeeの評判や口コミ、実際に使用してみた感想を、まとめてみました。


なお、この記事では、個人事業主やフリーランスの人を前提としてfreeeの口コミ・評判等をまとめています。


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会計ソフトfreeeとは?

クラウド会計ソフトfreeeは、元グーグル社員の佐々木大輔氏によって設立された、freee株式会社が提供している、全自動のクラウド会計ソフトです。


簡単に情報をまとめてみました!


会計ソフトfreeeの概要と特徴


・運営会社:freee株式会社


・2013年3月よりサービス開始


・クラウド会計ソフトシェアNo1、利用事業所数60万以上(2016年2月デジタルインファクト調べ、事業所数は2016年3月時点)


・利用料金:個人事業向けの料金プランは、月額980円(税抜)~


・30日間無料お試しあり

会計ソフトfreeeの評判・口コミは?

会計ソフトfreeeの評判と口コミを見ていきましょう!


会計ソフトfreeeの評判や口コミは、freeeの公式サイトに多数掲載されています。


ただ、公式サイトの評判・口コミだけでは、実際のところは分からないと思います。


そこで利用者のなまの声をTwitter等から、良い評判・悪い評判にわけて、抜粋してみました!

会計ソフトfreeeの良い評判・口コミ

会計ソフトfreeeの悪い評判・口コミ

会計ソフトfreeeの評判・口コミまとめ

Twitter等の評判・口コミの中から、多くみられた意見をまとめてみました。


・入力するときに、勘定科目を提案してくれたり、色々と便利なアシスト機能があるのがよかった


・簿記の知識がないので心配だったが、簡単に使うことができた


・自動仕訳機能がとにかく便利で使いやすい、ほとんど入力する必要が無くなった


・スマートフォン用の専用アプリで仕訳を入力できるのが便利だった


・簡単に確定申告書を作成できた


「freee独自の入力画面」、「自動経理機能」、「確定申告書作成機能」の使い勝手の良さが、経理初心者の人にうけ高評価につながっているようです。


なお、少数ですが、簿記の知識がある人や、他者の会計ソフトの使用経験者からはfreee特有の入力画面は、入力しづらいとの意見もあります。


freeeは、簿記知識や経理経験がない人でも簡単に入力が出来るように工夫されているため、経理経験者の中には逆に使いづらいと感じる方もいるようです。


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会計ソフトfreeeを実際に使用してみた感想まとめ

freeeの口コミ・評判は概ね好評でした。


ただ、口コミだけでは、具体的にどう便利か分かりずらいかもしれません。


また、実際に使用してみて、いくつか気になる点もありました。


そこで、freeeを使用してみて、いまいちな点と、良かった点をまとめてみました。

<いまいちな点>

サクサク入力できない

PCにインストールして使用する従来型の会計ソフトと比べると、サクサク入力できない印象をうけました。


freeeのようなクラウド会計ソフトは、オンライ上で入力することになるため、オフラインで使用する従来型の会計ソフトと同様の感覚で入力するには、どうしても限界があります。


インストール型と比べると若干遅い程度;


もちろん、入力にストレスを感じるほど遅いわけではありませんし、人によっては全く気にならないレベルかもしれません。


ただ、インストール型の会計ソフト(例えば弥生会計など)に慣れた人などの場合には、若干ストレスを感じる可能性があります。


現金取引が多く、大量のレシートや領収書を入力する必要がる人は、まずは無料版を利用してみて、入力しやすいかどうか確認してみることをおすすめします(freeeの無料登録はこちら)

稀にサイトが重くなる

freeeを使用していた際に、稀にサイト全体が重くなり入力がしづらくなることがありました(年に数回程度)。


freeeのような、クラウド会計ソフトは、オンライで使用するため、ネット回線が混雑した場合には、どうしても動作が遅くなってしまうようです。


「しっかり経理処理をしよう!」と思った時に、たまたまサイトが重いタイミングに当たってしまうと、不便に感じるかもしれません。


ただし、サイトが重くなることは滅多にありません:


一日のうちある時間帯は重くなる、週末はサーバーがダウンすることが多々ある、といったような事は一切ありません。


あくまで、数カ月に一回程度、突発的にサイトが重くなる(例えば、ソフトウェアのアップデートなど)こともある、といった認識で問題ないと思います。


なお、例年、確定申告の最終日前後(3月14日~15日)は若干重くなる傾向にあるようなので、注意が必要です(2019年はとくに重く感じることはありませんでした)。

仕訳形式での入力ができない

個人的に一番気になったのは、仕訳形式で入力できない点です。


freeeの口コミの中でも、仕訳形式で入力できない点を不便に感じるとの、意見がありました。


簿記の知識があり、経理経験が長い(弥生会計を使用)ため、はじめのうちは、freee独自の入力フォームは正直入力しづらいと感じました。


ただ、何回使用しているうちにすぐに慣れましたし、弥生会計などの入力フォームと比べて、特に入力しづらいといったこともありません。


経理経験者にとって入力しにくいわけではない:


仕訳形式で入力できないからといって、経理経験者には使いにくいといったことはありません。


最初はfreee独自の入力フォーマットに戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば仕訳形式で入力するのとさほど変わらず入力できるはずです。


なお、簿記の知識のない人や経理が苦手な人には、freee独自のフォーマットは入力しやすい作りだと思います。


ただし、あくまで仕訳形式で入力したい!という個人事業主のかたは、仕訳形式でも入力できるクラウド会計ソフトもありますので、そちらをチェックしてみてください(会計ソフトランキング)。

無料で使用することができない

freeeを利用する場合には、月払い又は年払いで使用料がかかります。


スモールビジネスの個人事業主や副業のかたで、無料で使用できる会計ソフトを探している場合には、デメリットになるかと思います。


無料お試しでは確定申告に必要な書類を作れない:


freeeには最大30日間の無料お試しが用意されていますが、確定申告に必要な書類(決算書・申告書)を作成するには、有料プランに申し込む必要があります。


最近では、無料で使える会計ソフトも増えていますが、会計ソフトを選ぶ際には、利用者が多い大手3社(freee、MFクラウド、弥生)の中から選ぶことをおすすめします。


個人事業主の場合、原則7年間は会計データ(帳簿等)を保存する必要があるため、途中でサポートを打ち切られた場合には、データの移行など面倒な手間がかかってしまいます。


長期間・安定的なサポートを受けるためには、大手の会計ソフトメーカーの中から選ぶのがベストです。


なお、大手3社のなかで、MFクラウドは完全無料のプラン(注・仕訳入力件数に限度あり)が用意されているので、無料の会計ソフトを探している人はチェックしてみてくださいね(無料ソフト比較)

<良かった点>

自動で経理(自動仕訳機能)で会計処理の時間を大幅に削減できる

freeeの自動で経理」機能を上手く使えば、会計処理(仕訳入力)にかかる時間を大幅に削減可能(私の体感では大体入力にかかる時間が1/3ぐらいに)。


「自動で経理」とは、銀行口座※やクレジットカードの情報を登録することにより、freeeが銀行口座※やクレジットカードの取引明細を自動で取得し、その情報をもとに自動で勘定科目を推測、仕訳を作成してくれる機能です(下記はfreeeの具体例)


※インターネットバンキングを利用していることが前提となります。


公式ブログ


画像のように、銀行口座やクレジットカードのweb明細を自動で取り込み、それにあった勘定科目をfreeeが推測して提案。


あとは、その仕訳内容を確認して、「登録」ボタンを押すだけで、簡単に会計帳簿を作成できます。


経費を手入力していた時は「東京電力への支払は、水道光熱費勘定を使用して、3月29日の日付で7,000円、摘要欄には電気料金と入力…」という感じで入力していたものが、freeeを使えば「登録」ボタン一つで経費の入力が完了。


自動仕訳機能が便利すぎて、一度この機能を体験すると、手入力には戻れないと思えるくらいですね。


「自動登録」機能でさらにラクに:


なお、自動仕訳機能は、大手クラウド会計ソフト(MFクラウド、弥生会計)と大差はありませんが、freeeの強みは独自の特許技術を使った「自動登録」機能。


「自動登録」とは、今後同じ取引が発生した場合には、自動で登録までしてくれる機能です。


例えば、口座引き落としで毎月支払っている、電気代は「水道光熱費」、携帯料金を「通信費」、とfreeeに学習させれば、次回からは自動で「登録」まで完了。


「自動登録」機能があるため、クラウド会計ソフトの中でも完全自動で会計処理を済ますことが可能となるのは、freeeのみです。


経費の支払を口座引落、クレジットカード払いですべて済ませば、会計処理にかかる時間をほぼ0にすることも可能です。

簿記の知識がなくても入力が簡単



freeeは他の会計ソフトと異なり、簿記の知識が0でも会計帳簿が作れるように設計されています。


誰でも簡単に入力できるように、freee独自の入力フォーマットを採用(下記はfreeeの具体例)


公式ブログ2


経費の入力を始めると、勘定科目の候補と勘定科目の内容が表示されます。


例えば、昼食代の支払であっても、その内容や誰と食事した時の費用なのか?によって使用する勘定科目は「交際費」「会議費」「福利厚生費」と異なります。


freeeを使えば、適切な勘定科目がわからなくても、自動提案される勘定科目の候補から選択することで、間違うことなく入力できます。


逆に入力しずらい!?:


簿記の知識がある人には、freee独自の入力画面は逆に使いにくいとの意見もあります。


私も弥生会計を使っていたため、最初は少し入力しずらいなと思いました。


ただ、何回か使っているうちに慣れましたし、そもそも、自動仕訳機能で手入力することがほとんどない(毎月現金で支払ったレシート数枚分の入力のみ)ため、特に気にならなくなりました。


ためしに、弥生会計からfreeeに乗り換えた友人数名に、使い勝手をアンケートしてみましたが、特に入力しずらいという話は聞きませんでした。


なお、簿記の知識がない人には、freeeの入力画面の方が、他の会計ソフト比べて各段に入力しやすいのは、間違いないはずです。


ただし、使い勝手や使用感は個人差があるところだと思います。


freeeには30日間の無料お試しが用意されていますので、実際に使用してみて、入力しやすいかどうか確認してみることをおすすめします(freeeの無料登録はこちら)

確定申告書も簡単に作成できる

個人的なfreeeのおすすめポイントが、○×形式の確定申告書作成画面(下記はfreeeの具体例)


パソコン_12_パソコン_確定申告_ステップ形式で質問に答えるだけ


freeeが聞いてくる○×形式の簡単な質問に答えるだけで、誰でも簡単に確定申告書を作成できます。


確定申告を適切に完了させるためには、本来は所得税法の知識が不可欠。


また、税法は毎年と言っていいほど改正があるので、その改正の内容まで一つ一つチェックして、自分に当てはまるか確認していく必要があります。


確定申告のリスクを減らせる:


しっかりとした所得税法の知識がないと、本当は控除できた社会保険料控除等の項目を入れ忘れたり、逆に控除してはいけないものを入れてしまったり…と、ミスが多発します。


せっかく頑張って確定申告書を作成しても、内容にミスや間違いがあった場合には、後日修正申告や追徴課税されるなど面倒な手続きやリスクが。


freeeを使えば、○×形式の簡単な質問に答えるだけで、誰でもしっかりと確定申告書を作成できます

月額使用料を払ってまでfreeeを使うメリットはある?

月額使用料を払ってまでfreeeを使うメリットがるかといえば、これはもう絶対にあります。


freeeにもいくつかの不満点やデメリットはありますが、それを大きく上回るメリット(「自動仕訳機能」「○×形式の確定申告書作成機能)があるから。


特に、簿記や確定申告に苦手意識がある人が、青色申告を簡単・確実に済ますためには、絶対に導入すべき会計ソフトだと断言してもいいほどです。


月額使用料がかかるのはそれほど不満ではない:


月額使用料が気になる方も多いかもしれませんが、個人的には特に不満には思いませんでした。


その理由は、過去に「やよいの青色申告(パッケージ版)」を使っていた時も、毎年税制改正等のバージョンアップをしていたため。


このバージョンアップにかかる費用とfreeeの年額使用料を比較した場合、さほど差がないので「会計ソフトを使うための必要経費」と認識しています。


・会計ソフトfreee(フリー)公式


また、たとえ月額使用料がかかったとしても、freeeを上手く活用すれば、経理処理にかかる時間を大幅に削減することができるので、差し引きで考えればプラスもプラス。


浮いた分の時間を本業の売上アップのために費やしたり、余暇にあてることができる事を考えると、月1000円程度の出費は、スモールビジネスをしている私でも十分安い買い物だと言えそうです。



なお、多少費用がかかっても、わずらわしい確定申告を全て丸投げしたい!という人は….税理士に依頼するのが一番。


最近の税理士業界は価格破壊が進んでいるため、格安で確定申告を代理してくれる優秀な税理士も増えています(税理士報酬の相場)。


税理士の知り合いがいない場合は、税理士紹介サイト「税理士ドットコム」を使うと、効率的に希望の条件の税理士を探せて便利です。


「税理士ドットコム」では、24時間全国対応で何度でも無料で税理士を紹介してくれるので、気になる方はまずメールで問い合わせを。


・税理士ドットコム 公式


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