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クレジットカードの年会費を、支払っているかたも多いかと思います。

では、クレジットカードの年会費を支払った場合、経費として計上できるのでしょうか?

また、その場合に使用する勘定科目は何か?

今回は、個人事業主がクレジットカードの年会費を支払った場合の経理処理を、具体的な仕訳例とともに解説させて頂きます。

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クレジットカードの年会費は経費として計上できるか?

個人事業主が、仕事で使っているクレジットカードの年会費を支払った場合には、事業上の経費として計上できます


なお、クレジットカードを仕事専用で使っているか、プライべートと兼用しているかによって、経費として計上できる金額が異なります。

仕事専用のクレジットカードの年会費→年会費の全額

仕事とプライベートで兼用しているクレジットカードの年会費→年会費のうち、仕事で使用する割合分のみ(家事按分※)


※仕事とプライベートの支払が混在している場合には、その使用割合に応じて按分した金額を経費として計上します。

例えば、クレジットカードを7割ぐらい仕事で使用しているならば、按分割合を事業70%として、年会費の総額に70%をかけた金額を経費として計上します。

家事按分の詳細については(按分計算の方法とは?家事按分の比率は?)の記事を参考のこと

クレジットカードの年会費の勘定科目は?

クレジットカードの年会費を支払った場合には、「支払手数料」又は「諸会費」勘定を使って記帳します。

なお、「支払手数料」、「諸会費」勘定を使用していない場合には、「雑費」勘定を使って記帳しても問題ありません。


ただし、どの勘定科目を使用するにしても、一度決めた勘定科目は継続して使用する必要があります(継続性の原則)。

今年はカード年会費を「雑費」勘定で処理したが、来年は「支払手数料」で処理するということは出来ませんので注意しましょう。


なお、クレジットカードの年会費は消費税の計算上、課税取引となります。

消費税を支払っている個人事業主のかたは、注意しましょう。

<具体例・仕訳>

・仕事専用のクレジットカードの年会費2,000円が、事業用の銀行口座より引き落とされた。

なお、当社ではクレジットカード年会費は「支払手数料」勘定を使用して経理処理することとしている。

借方 金額 貸方 金額 摘要
支払手数料 2,000 普通預金 2,000 カード年会費



・仕事とプライベート兼用のクレジットカードの年会費2,000円が、事業用の銀行口座より引き落とされた。

なお、当社ではクレジットカードを8割仕事で使用しているので、按分割合を80%事業としている。

また、当社ではクレジットカードの年会費は「雑費」勘定を使用して経理処理することとしている。

借方 金額 貸方 金額 摘要
雑費 1,600 普通預金 1,600 カード年会費



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まとめ

いかかでしたでしょうか?

・クレジットカードの年会費は経費にできる。

・仕事専用のカードであれば、全額を経費にできる。

・プライベートと兼用の場合は、家事按分が必要。

・勘定科目は、雑費、支払手数料、諸会費などを使う。

以上が、クレジットカード年会費の経理処理のポイントとなります。


なお、個人事業主が青色申告をする場合に使用する、代表的な勘定科目を(勘定科目一覧)としてまとめましたので、参考にしてみてください。

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