WEBサイトの運営やホームページを活用して、お仕事をされている個人事業主のかたも多いかと思います。
では、レンタルサーバー代やドメイン代を支払った場合には、どのように経理処理すべきでしょうか?
また、その場合に使用する勘定科目は何か?
今回は、レンタルサーバー代やドメイン代を支払った場合の経理処理を、具体的な仕訳例とともに解説させて頂きます。
目次
レンタルサーバー代、ドメイン代の勘定科目は?
事業で使用するために、レンタルサーバー代やドメイン代を支払った場合には、「通信費」勘定を使用して記帳します。
なお、サーバーやドメインの利用目的により「賃借料」「支払手数料」「広告宣伝費」などの勘定科目に分けて記帳する方法も考えられますが、そこまで厳密に区分けする必要はなく、「通信費」勘定で一本化して記帳しても問題ありません。
ただし、1年超の利用料を一度に支払った場合(例・2年分のサーバー代を前払いした)には、支払った年に全額を費用処理することはできませんので注意しましょう※。
※この場合には、「前払費用」勘定を使用して記帳し、利用期間に応じた期間按分が必要となります。前払費用の処理方法については、他の記事参照のこと
<具体例・仕訳>
・事業で使用しているホームページの3ヵ月のレンタルサーバー代3,240円が、事業用の口座より引き落とされた。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | 摘要 |
通信費 | 3,240 | 普通預金 | 3,240 | サーバー代 |
・事業で使用しているホームページの3ヵ月のレンタルサーバー代3,240円が、個人用の口座より引き落とされた。
借方 | 金額 | 貸方 | 金額 | 摘要 |
通信費 | 3,240 | 事業主借 | 3,240 | サーバー代 |
まとめ
いかかでしたでしょうか?
レンタルサーバー代やドメイン代を支払った場合には、「通信費」勘定を使用して記帳すれば問題ありません。
なお、個人事業主が青色申告をする場合に使用する、代表的な勘定科目を(勘定科目一覧)としてまとめましたので、参考にしてみてください。
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